中学生の頃。
雪がたくさん積もった時があった。
朝、友人と3人で
いつもの「公園を突っ切る」コースを通って登校。
公園はまだあまり人が通っていないのか、
地面は全体が雪で白かった。
私達は安っぽい学校指定のスニーカーを濡らしながら
なるべく先達の足跡を踏むようにして前へ進んだ。
確か私は一番前を歩いていたのだが、
あと少しで公園を出るというあたりで
滑って後ろにひっくり返った。
今
雪で滑ってひっくり返ったと思ったでしょう。
私もこの瞬間はそう思いましたよ!
でも足元を見たら、どうやらワタクシ、
雪の下に隠れていた犬のフンを踏んで
滑ってしまったようでした。
「サイアクや・・!!」
3人が各々そう思っているだろう時、
たまたま通りがかったオジサン(犬の散歩中)が
私に向かってこう言いました。
「今日は朝からウンがついてるな!ガハハ!」
私はハハハと合わせて笑いながらも
もしかしてソチラのお犬様のではないですよね?
と思ったがそれは聞かなかった。
そんな漫画みたいなやりとりの後、
恐る恐るお尻の辺りを見たところ
幸いにして
制服にはアレはつかずにすみ、
心の暖かい友人達は
「私なんて髪にフンついた事あるからね!」
とか言って自らの失敗談を話す事で
私を励ましてくれました。
優しいよね・・
多分クラスの男子に見られていたら
恐ろしいあだ名をつけられたに違いありません。
ちなみにこの日、
特に良いことは起こりませんでした。
ガハハ!


写真:今週末まで神保町でやっている雪だるま祭りの一部。
作品名 左「だるま落とし」 右は見忘れた
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