あまり時間の無い朝、
クリーニング屋に寄り
預けていたコートを受け取り
それを着て会社に行こうと思った。
しかしクリーニング屋のガラス戸を開けると
誰もいない。
スミマセーンと声をかけても出てこない。
見ると机の上に呼び鈴があった。
あ、コレかと思って鳴らしてみたが
「シリィン」と私の声より小さい音。
時間も無いし焦ってきたので
「スイマッセーン!!」と大声で何度も呼ぶ。
すると、奥からではなくすぐ真横にあった扉が開き
(それまで扉がある事に気づかなかった)
ジャーと水が流れる音と共に
「コートですね」と言いながら店主が登場。
トイレに入ってたのか・・
ひとこと言ってくれればいいのに。
店主のズボンのチャックが微妙に開いていた。

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