工作と、「あ」と打てばありがとう

4月15日(金)
生地屋さんに行ったりダイソーに行ったり
色々道具を揃えた。
週末工作をする予定。(気分が乗らない)

4月16日(土)
割と早く起きたけど、工作するテンションにはならず
3時くらいからよやく着手。
しかし塗料が1回だけじゃうまくつかないわ、
紙粘土や接着剤がすぐに乾いてくれないわ
夜中に駐車場にいってノコギリで切る事になるわ(うるさいから)で
想定外の事だらけ。

最初の段で塗料を外で塗っていると、隣のおじいさんに
「何それ?何してるの?なんで?」の尋問を受けたのも
きつかった。

それでも朝方まで、借りていた金八を見ながら
作っていたが、できたのは全く意図していないモンスター。
しかも途中。

こりゃー駄目だわ。


4月17日(日)
工作はやめだ。
あれだけ道具を揃えたのになあとも思うが
気力が無いしやり直すのに時間もかかりそうだ。

いったん横に置いておいて(モンスターが気持ち悪いけど)
違う企画にする事にした。
と言ってもこの日はできない事なので
天気良い事だし出かけることに。

ずっと借りていたポイを友達に返しに茗荷谷に行ってきた。
彼女は今回の震災情報に詳しく、
その話が大体だったがテンションが暗くなる
感じの話し方をする人ではなかった。

そこのうちの犬の散歩をした後、お好み焼きともんじゃ。


---

週末、福島の友達からようやく連絡が来た。
学生時代の友達たちから集まったお見舞金
(20人、声かけた全員が協力してくれた!)の
振込み先を聞いていたのだが、
自分の生徒の安否が分からなかったり
色々と不安が募り落ち込んでしまったので
元気になったら連絡するという状況となっていた。

それを受けて2週間。
自分の事だけじゃなくて生徒や地元の知り合い達の為に
夜通し泣いて過ごす日々。

そんな中、みんなから来たメールでやっと勇気がでてきて
自分の故郷に帰り、瓦礫と船しかない
地平線を見た。
いつも見てた近所の景色が一変していた。

それでも、逃げて想像に苦しまされるより
現実を見た事で逆に吹っ切れて前に進む事ができたようだった。
自分が生きているんだって事がやっと分かってきたという。


お見舞い金は、家や親を失った生徒達のために使うと言っていた。

昨日TVで、再開を始めた旅館の手伝いをしている元教え子の
元気な姿が映ったのを見てすごく嬉しかったという。
悲しみだけではなく、元気も伝染するんだ。
彼女がちょっとでも元気になればきっと周りも。


メールには何度も何度も嵐のように「ありがとう」の言葉があった。
以前電話で話していた時は「ごめんね・・」
とつい言っていた彼女が
ありがとうという言葉をたくさん返してくる。


きっと彼女の携帯で「あ」と打てば
「ありがとう」という言葉が予測変換でまず出てくるんだろう。
そんな事をぼんやり思った。

言う方も、言われる方も嬉しい言葉。
今回はつい涙が出てしまう、ありがとう。


私は自分の携帯を取り出し「あ」と打ってみた。
予測機能で最初に出てきた言葉は「朝まで」だった。
朝まで工作をしたけどやめたという事を別の友人に報告したからだった。

ああ、回数が多い順じゃなくて直前に使ったものが
出るんだっけ・・

企画で皆に「あ」と打ってもらって何が出てくるか、
そしてそのエピソードを聞くのもいいかもしれない。
この時勢だからこそ、
ありがとうという言葉が出てくる人は多いかもしれない。

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東京葛飾生まれ。 江戸っ子ぽいとよく言われますが、新潟と茨城のハーフです。 ツイッターアカウントpekorinnote

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