春だ、もうすぐGWだ!

大嫌いだった春とGW。
変なエネルギーでいつもと空気が違うのもあるのだけど、
一番の理由は父さんの命日が近いから。
あのときGWになぜ自分は家に帰らなかったのだろうか。
毎年4月5月は後悔の念で、憂鬱で仕方なかった。

5/8。まさか二度と会えなくなるなんて思いもしなかった。
母から電話で「○○病院に来て」、と詳細は言われないまま向かったあの日の胸騒ぎ、恐ろしさ。


でもここ数年は、やっぱり桜がキレイだったり太陽が暖かいので
ずいぶん春が好きになってきた。
そして昨年、長兄が父の命日に入籍した。

ただ悲しい日だったんだけど、おめでとうの日にもなった。




--

病院についた時、父は生かされている状態だった。
先生に話を聞いた後、みんなで囲んで、機械のスイッチを切った。
そのとき、自分の頭の中の細胞がグジャグジャと溶けるように
壊れていったような感覚になったのを覚えている。

霊安室で父と二人。
冷たい手をとり、独特の手相が自分と同じだったんだと初めて知った。
声をかけてみるが反応はもちろんなく、亡くなったのだと静寂が答えた。
病院にいる間は言葉も涙も出ず、数日後ようやく頭が働き出したか、一人部屋で突然号泣した。
それ以外当時の事はほとんど覚えていないけど、
そのあと数年間毎日考えていたのはごめんなさいという後悔と愛してたという苦しい実感と
こんな悲しい思いするなら(させるなら)もう人を好きにならない、という間違った誓いだった。

今でも後悔はしてるし同じような事たまに考えている。
だけど父はそんなこと望んでないよなあ、とは分かってる。

14年経って、考え方は少しは前向きになったと思うんだけど
どこか、また同じような後悔をするんじゃないかとビビッてる。

そんな考えぶち壊してくれる人と出会いたい。


--
そういや父は「四季の歌」が好きで送り迎えの時よく一緒に歌った。
♪春を愛する人は心清き人~


今年のGWは楽しく過ごすぞ!

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://pekorinnote.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/531

コメント(2)

なんだか、胸が熱くなりました。

若かりし頃のお父様のお写真、DPZの記事で拝見しました。
ホント、東映の俳優さんのようでカッコイイ。

お父様もきっと、貴女のことが好きで好きでたまらなかったことでしょう。
でも、別れが怖くて愛することを止めたりはしなかったはずです。

生意気、言ってゴメンなさい。
GW、春を満喫してくださいね。 ^^


44歳、二児の父

だいぶ遅くなりましたが、温かいコメント有難うございます!
ブログに書くような事じゃなかったなとも思いますが、
少しは気持ちが整理できてきた証拠なのかなと思います。

今年のGWは非常に満喫できました!^

コメントする

東京葛飾生まれ。 江戸っ子ぽいとよく言われますが、新潟と茨城のハーフです。 ツイッターアカウントpekorinnote

2012年11月

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

最近のコメント

アイテム

  • p914.jpg
  • p918.jpg
  • p913.jpg
  • p917.jpg
  • p912.jpg
  • p909.jpg
  • p910.jpg
  • p911.jpg
  • p908.jpg
    follow me on Twitter
    にほんブログ村 その他日記ブログ つれづれへ 人気ブログランキング